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2012年3月 5日 (月)

『セイジ 陸の魚』 (追記あり)

伊勢谷友介が監督!?

そして主演に西島秀俊と森山未來!!

と聞いて観たくてたまらなかった『セイジ 陸の魚』

残念ながら岐阜での公開は無いので諦めていたけれど

名古屋で観てきました~

衝撃的な作品でした。。。

内容に関しては一切前情報なしだったので

予想外の重い空気に

観ていて息苦しくなってしまったけれど

観て良かったなと思える不思議な魔力のある作品でした。

その重苦しさの理由は内容の重さであり深さ・・・

まだ若いのに何もかもを飲み込み達観したように

ただ今ある命を消費するだけのように淡々と生きるセイジ。

諦めとも違う、全てを悟りきったその奥には・・・

そんなセイジが雇われ店主でやっている山奥のドライブイン

そこに集まる常連客と成り行きで居ついてしまった大学生“旅人”

そこで繰り広げられるドラマは

いったいどこに向かって進んでいるのか全く分からず

途中、もしかしてこれは意表をつくサスペンスドラマなのかと

勘違いしかけたほど。

そしてドラマは全く予期せぬ形で終わっていく。

本当に衝撃的でした。

「なぜ?」

明確な説明はない。

結末からみておそらく・・・

と、観客にすべてを全てをゆだねて終わる。

何とも渋いドラマでした。

語り過ぎず、説明し過ぎず

観る側に任せる・・・

こんな表現の仕方が出来る監督力

そして何より強烈な主演二人の力見事に引き出した力

そして自然をうまく使って見せる映像力

伊勢谷くんの監督力は相当なものだと感心しました。

彼が『あしたのジョー』で演じた力石役を引き受けたように

彼に中の何かを作り上げる時の強烈なストイックさが

この作品にもしっかり現れていたような気がします。

そして、見事に演じきった主演の二人も本当に素晴らしい。

寡黙で謎めいた男セイジの西島秀俊。

こんな役を演じるのは精神的にも相当きついのでは思うけれど

この役は彼意外には考えられないほど素晴らしかったです(拍手)

そしてそんな人間離れしたセイジとは対照的な大学生の森山未來。

就職の決まり、特に問題もないまま

でも何かの型にはまりたくなくて

何か発散したくて自転車の旅をする”旅人”

この役になりきるために森山君は

東京からロケ地へ実際に自転車で何日間かけて向かったそうです。

この徹底した役作り、森山君と言い西島君と言い

役者魂にすさまじいものを感じます。

主演の二人だけでなく、他のみんなさんも良かったです。

内容が重苦しいだけに簡単には勧めがたいけれど

観て良かったと後からその良さがじんんわり来る作品です。

【お知らせ】

岐阜での公開も決まったようです!

まだ先になりますがCINEXで6月に公開されるようですよ~

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