『オロ OLO』
文枝襲名披露公演 のてめ名古屋に行ったので
このチャンスを生かしました(笑)
6歳で一人チベットからインドへ亡命した少年オロ。
その彼の日常とこれまでのいきさつを追うドキュメンタリーだと思っていたけれど
若干違って不思議な仕掛けとなってました。
インドのダラムサラにチベット亡命政府が運営する
チベット子ども村の学校。
そこに行くためにオロをはじめ色んな子達が
親と離れて命がけで亡命をしている。
学校は寄宿舎になっており
似たような子供たちが大勢いるし
ダラムサラには親戚のおじさんもいるので
それほど寂しそうには見えなかった。
子どもと言うのは環境に慣れて
たくましく育っていくものなんだと感心します。
けれど岩佐寿弥監督が10年前につくった映画の主人公
モゥモ・チェンガおばあちゃんに会うために
監督と一緒にネパールに行き
徐々にオロが経験した大変な経験が明かされていく。
なぜわずか6歳の子供がたった一人家族と離れて亡命しなければならないのか?
その明確な理由は明かされなかった。
ただ登場した一人の青年のケースだと
チベットの学校は中国語で行われるため
言葉がわからず当然勉強についていけないんだとか。
だから無理してまで、このインドの学校に行かせるんだそう。
ブラピ主演の『セブンイヤーズ・イン・チベット』の映画で
初めて知ったチベット問題。
1959年にダライ・ラマがインドに亡命し
チベットは中国の一部になったまま。
中国からの独立を望むチベット人の苦難は
現在もまだまだ続いているという。
そう言えば北京オリンピックの時も
このチベット問題で騒動があったような気が・・・
あのダライ・ラマを以てしても
未だ解決出来ないなんて本当に悲しい。
オロ達がチベットで家族と共に安心して暮らせる世の中になることを
心から祈ります。
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