『北のカナリアたち』
『北のカナリアたち』とても良かったです!
実は吉永小百合さんの作品という事で
それほど関心を持っていなかったのですが
湊かなえの原作でミステリーだと知り
そして贅沢なキャスティングであることも影響して
急に観たいと思うようになったのです。
冒頭から日本の北の果て、圧倒的で雄大な自然に魅せられ
さすが『剣岳』を撮った木村大作さんの撮影だなと。
随所で写される北の大自然はとても美しく
そして人物ですらも陰影がとても見事で
映像としてもとても美しい作品でそれだけでも感動的。
こんな風に映像で感動したのは久しぶり?
いや、初めてかも!
もちろん映像だけでなく、ストーリーもとても感動的でした。
はる先生(吉永小百合)の人生を大きく変えてしまった20年前の事故。
そしてその時の最後の生徒のぶ(森山未來)が殺人を犯したとして
行方不明になる。
過去の事件と、現在進行形の事件
ダブルの謎が徐々に解き明かされていくのが実に見事でした。
許されないけれど人間の弱さを優しく包み込む
静かで壮大なミステリードラマでした。
お勧めの作品です!!
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コメント
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今回の一時帰国のフライトでこの映画を観ました。
機内ということも忘れるほど、ほろほろと涙を流しながら観てしまいました。
この映像とストーリー、そしてキャスティング(贅沢すぎるのでは!?と思うほど、今とても興味のある俳優さん達ばかりです)心を動かされますね・・・。
その勢いで、成田に着いてすぐ原作(というか、元になった作品の)小説を購入し、その日のうちに読了したのですが、あくまで映画は映画、小説は小説という感じですね。
私の中では映画の衝撃が大きく、もう一度観てみたいと思う映画になりました!
投稿: かっちゃん | 2013年1月13日 (日) 22時43分
機内でもう上映されるんですか!?
飛行機のサービスって本当にすごいですね~
あの小さな画面でもそんなに感動出来たなんてなおすごい!!
ぜひ大きなスクリーンで観て欲しいです。
今回の帰国のどこかでチャンスがあるといいですね♪
映画の感動が大き過ぎて原作の事はすっかり忘れていましたが
映画とは別物って感じなのでしょうか・・・?
投稿: 豆猫 | 2013年1月15日 (火) 22時55分