『ひまわりと子犬の7日間』
実話を元にしたと言うこの『ひまわりと子犬の7日間』
動物好きの人間にはかなり身につまされます。
今は猫を飼っていますが、
元々は犬好きで犬も飼っていたことがあるので
冒頭からかなりショッキングでした。
映画でのひまわり(犬)は
老夫婦の悲しい事情によって野犬と化してしまいます。
自分がもっと歳を取った時の事を考えると
今の猫の次はもう動物を飼ってはいけないかも
などと思ったこともあり他人事ではありませんでした。
そして最近のペットブーム。
今やショッピングモールで必ずと言っていいほどある
ペットショップにもあまり好感が持てていません。
もう少し親と一緒にいさせた方がいいような
本当に小さな子犬や子猫を小さなスペースに閉じ込め
しかも真上から煌々と明るいライトに照らされ続け
常にうるさい音の中で
あの子たちのストレスはいかほどかと思います。
見た目の可愛さで買われて行き
身勝手な都合で安易に手放されて、
その行き先は悲し過ぎる場所へ・・・
この作品はそうしたペットブームの裏側にある現実
人間の身勝手さを嫌と言うほど見せています。
身勝手な人間がいる一方で
母犬の強い愛情には本当に心を動かされました。
今動物を飼っている人、これから飼おうとしている人
飼いたいと思っている人全てに観て欲しいなと思います。
そして本当の奇跡の母子犬 のブログ
こちらも観て下さい!
これから動物を飼おうと思っている人は
出来ればペットショップでわざわざ高額なお金を出さず
里親を探している子達も選択肢に入れて欲しいなと思います。
それにしても、母犬役を演じた?イチは本当に素晴らしいです!
動物を扱う作品の撮影は本当に難しいと思うけれど
このイチと言い、保健所の動物管理所のセットと言い
本当に現実かと思うほどリアルで胸につまされました。
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