『くちづけ』
東京セレソンデラックスの舞台を映画化したと言う『くちづけ』
エンドロールが終わるまで誰も席を立たず
しばらくシンとしたまま。
重いものがずしんと心に残ったまま
しばらくぼぉっとしてしまいました。
と言っても決して嫌な感覚ではありません!
知的障害者とその家族が背負う重いテーマ故のこと。
障害者の一人、うーやん(宅間孝行)の純粋なキャラに救われ
優しさに包まれたエンディングの温かさと
切ない想いがごちゃ混ぜになってしまいました。
それにしても、切ないです…
実際にあった事件が元となっているそうなので尚更です。
最悪の決断しか出来なかった悲しみ。
そこまで追い詰められていたことになぜ気付けなかったかと
悔やむ周りの人々。
これまでも様々なニュースで見てきたような気がします。
助けを求めたいのにどうにもならずにいる人達がいる。
悲し過ぎですね…
孤立しないで支え合える世の中を」と
父(竹中直人)が涙ながらに訴えていた台詞が胸に沁みます。
ただただ切なくて・・・
熊谷育美さんがカバーした「グッバイ・マイ・ラブ」が沁みて
泣けてしまいました・・・
う~やん役の宅間孝行さんが企画脚本を書いたそうですが
こんないい作品を作る人なんだと驚きと感動でした!
それに主演の貫地谷しほりさんをはじめ
他の人達、みんなも素晴らしかったです(拍手)
重く切ない話ではあるけれど
ホームの個性的なメンバーのハチャメチャなやり取りに笑いも満載♪
そして優しさの詰まった作品でもあります。
悲しいけれど素敵な作品なので、
ぜひぜひ皆さんにも観て欲しいです!
« 『聖☆おにいさん』 | トップページ | 『リアル~完全なる首長竜の日』 »
「邦画:ドラマ」カテゴリの記事
- 『3月のライオン』(2017.05.06)
- 『彼らが本気で編む時は、』(2017.03.01)
- 『沈黙 サイレンス』(2017.02.06)
- 『キセキ -あの日のソビト-』(2017.02.02)
- 『聖の青春』(2016.11.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント