『終戦のエンペラー』
戦争物はつい敬遠しがちですが
この『終戦のエンペラー』は観て良かったです。
大げさな言い方になるけれど
「日本人なら観ておいた方がいい!」そう思いました。
敗戦直後の日本にやって来たGHQのマッカーサー元帥。
サングラスにパイプを加えて飛行機から降りてくる姿は
歴史に詳しくなくともあまりに有名な姿!
そのマッカーサー元帥が昭和天皇と共に撮影した写真があったとは・・・
全く知りませんでした。
なぜ、この写真が撮られたのか?
この写真の意味する深さ。
今私達は天皇制が続いている事を当たり前に思っているけれど
この時マッカーサー元帥が違う判断を下していたら
日本は全く違う方向に進んでいた・・・
日本を好ましく思っていたアメリカ人がいたからこそ
今の日本がある。
その部分をラブストーリーとして描いているのも
戦争映画としてだけでない人間ドラマとして入り込ませてもらえたような・・・
敗戦でボロボロになってしまった日本が
平和国家として再建を果たしていく大きなきっかけ。
そこをこの映画は取り上げてくれ、私達に教えてくれた。
この知られざる歴史的事実を
ハリウッドが映画化してくれたのは本当にすごい事!
プロデューサー奈良橋陽子さんはこの作品に登場する重要人物の一人
関屋貞三郎のお孫さんだそうですが
彼女の熱い想いが色んな国の人間を動かしたようです(感)
最後に、大物俳優が共演する中
アヤ役の初音映莉子と通訳の高橋役の羽田昌義のお二人
これまでよく知らなかったこの二人が結構光ってました!
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