『風立ちぬ』
久しぶりのジブリです。
ユーミンの歌に合わせて作られた予告を観た時
「これは絶対観たい!」そう思い観に行って来ました!
期待通り、素敵な作品でした。
観終わった後もまだひこうき雲が耳に残っています。
40年も前に作られた曲なのに
この映画のために作られたような・・・
こんな事、あるんですね~
さて、肝心の映画『風立ちぬ』は
宮崎駿監督が初めて実在の人物を取り上げた注目作!
ノンフィクションかと思ったら実は完全なるフィクションであり
ジブリらしいファンタジー作品になっていました♪
“ゼロ戦”と言うと特攻隊や戦争のイメージが強く
正直良いイメージはありません。
その“ゼロ戦”を作った堀越二郎と
小説「風立ちぬ」を書いた作家堀辰雄の二人を
一人の人物として映画の主人公、堀越二郎は描かれています。
実在の二人の人物をモデルに
こんな仕掛けをするなんて、さすが宮崎駿監督です(拍手)
尊敬するイタリアの技師カプローニと夢を通じて語り合う二郎。
カプローニ氏との場面の空や雲の表現が
ファンタジックで何とも言えず素敵でした。
かと思えば、古き良き日本の姿も美しく
懐かしい風景や奥ゆかしい言葉づかい、習慣がとても新鮮でした。
特に二郎と菜穂子の祝言の時の申し送りの言葉。
私の両親も家で結婚式を上げましたが
昔の日本ではあんな古風な言い回しで
祝言を上げていたんでしょうか・・・
初めて聞く言い回しがとても新鮮で
あの場面がより強く印象に残っています。
戦争と言うどうしようもない時代のなかで
それでも彼は本来の夢を追い続けて生き抜く!
どんなに苦しくても前を向いて生き抜く!!
温かくも強いメッセージを感じました。
そして・・・
色んな意味で和ませてくれる黒川さんのキャラが気に入りました♪
宮崎駿監督作と言うだけで毎回すごく期待されるでしょうに
絶対に期待を裏切らない!
本当に素晴らしいですね(拍手)
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