『鑑定士と顔のない依頼人』
公開をずっと待っていた『鑑定士と顔のない依頼人』
ようやく観ることが出来ました!
美術品の鑑定とそのオークションの技でカリスマ的存在の男。
けれど、彼には生身の女性とはまともに向き合えず
名画の中の女性たちに囲まれることで幸せを感じる
ある種、欠陥を抱えた男性でもある。
そんな彼に家財一切の鑑定を依頼する謎の女性が現れることから
彼の人生が変わり始める。
鑑定の謎とそこに仕掛けられる罠
十分にそそられるミステリーの王道と言った感じ。
鑑定人ヴァージルの傲慢で嫌味な性格も
次第にいじらしく感じられるようになってしまうほどに変化していくのも面白い!
でも・・・
最後のオチは途中から何となく予感出来てしまい
ミステリーとしては仕掛けが少し甘かったような・・・
ミステリーと言うより、老いたある男の悲しきドラマと観れば
十分満足な作品です。
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