『黄金のアデーレ 名画の帰還』
第二次世界大戦中、ナチスに略奪されたクリムトが描いた肖像画を取り戻そうと
オーストリア政府と戦う82歳の女性若い弁護士の戦い。
『黄金のアデーレ 名画の帰還』とても良かったです!!
戦時中、ナチスはユダヤ人から
命、財産、そして美術品等、様々なものを奪っていました。
命を奪われる前に、必死でオーストリアから逃げ出し、アメリカに亡命した女性。
奪われた絵と言うのは、大好きな叔母の肖像画は、
戦後オーストリアのモナリザとも言えるほど
国の重要な財産化され、国の美術館で展示されていた。
個人 対 国。
しかも頼るべき弁護士はまだまだ経験浅い若手!
どうみても勝ち目がない戦いのように思える裁判。
諦め、返却を放棄してしまう彼女。
自分のルーツもまたオーストリアにあると痛感し
絶対に取り戻さなければと言う気持ちになった若手弁護士。
この二人の心の揺れ動き、それに伴う気持ちのぶつけ合い。
ドキドキしながらも、時々クスッと笑えたり。
そして戦時中の理不尽さ、無念さなど、色んな感情が入り交ざり
見入ってしまいました。
戦争の愚かさ、国を奪われることの理不尽さなど色んな事を考えさせられます。
こういう良作ほど、色んな人に観て欲しいけれど
大作ラッシュに押されて、多分公開頻度は少ないと思います。
観ようと思っている人は、どうぞ早めに映画館に足を運んでください!
おススメです!!
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