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2016年10月

2016年10月 4日 (火)

『怒り』

好きな俳優さんたちが総出演なので観ようと思ったこの『怒り』

実はこの原作は既に読んでいたのに
すっかり内容を忘れていました。
けれど映画が始まったとたん、思い出されて来て
そのとたん思ったのが配役のイメージが違い過ぎる!!と言う事。

冒頭から出て来る愛子役の宮崎あおいちゃん。
可愛過ぎる!と、まず違和感。
その後のキャスト達もみんな豪華過ぎてイメージが・・・

と、違和感を感じながら観ることになったのですが
途中からそんな事は全く感じなくなり
特に宮崎あおいちゃんの熱演、
これまでの彼女のイメージを吹っ飛ばすぐらい
本当に素晴らしかったです(拍手)

少し知能障害がある愛子が暮らす千葉の港町。
エリートサラリーマンで同性愛者の優馬が暮らす東京。
母親の事情で沖縄に引っ越してきた泉のいる離島。

それぞれに謎めいた人物が登場し
それぞれの物語を展開。
やがて悲惨な殺人事件の犯人かもしれないと思わせ
人々を不安に陥れて行く絶妙な仕掛け。
本当の犯人はだれなのか・・・
絶妙な展開のミステリーにすっかり入り込んでしまいました。

それは原作のすごさでもあるけれど
説明的な要素が潔く省かれた映画としての作品力
そもお見事でした(拍手)
そして、なぜあんなに贅沢で豪華なキャスティングとなったのか
観れば納得でもありました。

監督・脚本があの『悪人』の李相日さんと知り
大いに納得!!
見事なミステリー作品でした!
おすすめです~

『聲の形』

レポが遅くなり、すみません。

アニメはめったに観ないのですが
『聲の形』は以前原作のマンガを読んでいて
その内容に惹かれていたことと
結末を知りたかったので
劇場に足を運びました。

聾唖者の硝子が転校生として入ってきたことから
様々な人間関係のバランスが崩れていく。

一見仲良く付き合おうとしている女子たち。
耳が聴こえない事から
空気を読むことが出来ない硝子の行動にイライラさせられ
遠回しな意地悪をする。

クラスのガキ大将で通って来た将也。
小学生の男の子にありがちな
気持ちとは裏腹な行動をとってしまう事が
硝子へのいじめとなって表れてしまい
やがて自分自身がクラスの中で孤立してしまう。

障害者、いじめの問題
思春期ならではの複雑な心情が
この二人を中心として物語が展開。


つい先ごろ、リオパラリンピックが行われ
障害を持った人達への認識が大きく変わり
おおいに感動させてもらいました。
ご本人達の意識も大切なのはもちろんのこと
幸いにして障害を持っていない私達こそが
もっと意識を変えないといけないと感じたばかり。

バリアフリーと言うと
どうしても設備などのハード面のことばかり考えがち。
けれど本当は「心のバリアフリー」をもっともっと持たないと・・・
その気持ちさえあれば、
困っている時、危なそうな時
さっと手を伸ばしたり、声をかけたり出来て
悲しい事故だって無くすことが出来るはず。
(地下鉄駅の事故を思い出してしまいました)


ちょっと話が逸れてしまいましたが
アニメらしからぬ、深いテーマに考えさせられました。

そして・・・
アニメと言うとどうしても“絵”そのものが気になってしまいます。
主人公の将也の顔は好きなんだけど
女の子たちの顔はどうしても好きになれず
つい、アニメを敬遠してしまうのも絵の影響も大きいのですが・・・

原作マンガがあるからそれは仕方がないとして
背景の絵がとっても美しく
特に花火大会のシーンはアニメと思えないほどきれいでした。

そして今回舞台となっている背景に
大垣や岐阜、養老など、ご当地シーンが満載!
そんなところが、本題とは別に楽しめてしまいました♪


「君の名は。」もかなり話題ですが
この『聲の形』もぜひぜひ、観て欲しいです!!

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