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2017年1月 4日 (水)

『海賊とよばれた男』

明けましておめでとうございます。

今年最初の作品は『海賊とよばれた男』

原作があまりにも面白かったので映画も観たいと思っていた作品。
モデルとなったのは出光興産創業者の出光佐三。
まだ石炭中心の時代にいち早く石油の魅力に気づき
大手が独占販売をしてる中
戦中戦後の様々なしがらみの中
必死で戦いを挑み世界を驚かせた人。

決して我のためでなく
自社利益のためだけでなく
敗戦国の日本が復興して行くため絶対やらねばと
日本の石油業界のため、日本の未来のため
真っ向から戦い挑んだ人。

そんな強烈な人物を支える人々も魅力的で
壮大でありつつ繊細な物語の原作だったので
期待感は半端無かったです!

VFXの名手山崎貴監督がどう描くのか?
それも気になっていましたが
それ以上に90代まで一人で演じ切ると言う岡田君に少々不安が・・・
正直言えば観始めは特殊メイクが少々気になったのですが
60代の国岡になり切っていた声音と迫力に
すぐに気にならなくなり、映画の中に入り込めました。


観ている側はすっかり本物の風景だと騙される
見事なVFXの技術!
亡くなる直前の90代の顔までその技が使われていたとは!?

VFXのすごさは別として作品として、ドラマとしてどうだったか・・・

原作ファンとしては少々物足りなさを感じてしまいました。
一人の男の一生を描くにはかなり端折るしかないとは言え
2部作にしてでも、もう少し省かずに描いて欲しかったと言うのが本音です。
原作を読んでいるからこそ伝わったけれど
石油業界のしがらみの複雑さ厳しさ
国岡たちがやり抜いてきたことの
とてつもなく困難な事に挑み続けてきたすごさを
もう少し描き切って欲しかったですね。

けれど、読んでいなければ
映画の世界だけでも十分感動していたのかもしれませんが・・・

とにかく、すごい人物でありすごいドラマです!
老け役の岡田君に抵抗を感じる方も
騙されたと思って観て欲しいです!
(原作もおススメします♪)


今年は何本見れることか?
数より質狙いで楽しみたいです♪
こんな調子ですが、
本年もよろしくお願い致しますm(_ _)m


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