『怒り』
好きな俳優さんたちが総出演なので観ようと思ったこの『怒り』
実はこの原作は既に読んでいたのに
すっかり内容を忘れていました。
けれど映画が始まったとたん、思い出されて来て
そのとたん思ったのが配役のイメージが違い過ぎる!!と言う事。
冒頭から出て来る愛子役の宮崎あおいちゃん。
可愛過ぎる!と、まず違和感。
その後のキャスト達もみんな豪華過ぎてイメージが・・・
と、違和感を感じながら観ることになったのですが
途中からそんな事は全く感じなくなり
特に宮崎あおいちゃんの熱演、
これまでの彼女のイメージを吹っ飛ばすぐらい
本当に素晴らしかったです(拍手)
少し知能障害がある愛子が暮らす千葉の港町。
エリートサラリーマンで同性愛者の優馬が暮らす東京。
母親の事情で沖縄に引っ越してきた泉のいる離島。
それぞれに謎めいた人物が登場し
それぞれの物語を展開。
やがて悲惨な殺人事件の犯人かもしれないと思わせ
人々を不安に陥れて行く絶妙な仕掛け。
本当の犯人はだれなのか・・・
絶妙な展開のミステリーにすっかり入り込んでしまいました。
それは原作のすごさでもあるけれど
説明的な要素が潔く省かれた映画としての作品力
そもお見事でした(拍手)
そして、なぜあんなに贅沢で豪華なキャスティングとなったのか
観れば納得でもありました。
監督・脚本があの『悪人』の李相日さんと知り
大いに納得!!
見事なミステリー作品でした!
おすすめです~
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